ベトナム登山記 Vol.1

ナムカンホータオ/Nam Kang Ho Taoとの出会い

今回、仕事のオフシーズンにベトナムとラオスに行く事にした。

どちらも初めての訪問。

もともとラオスに行ってみたいと思っていて、せっかくだからもう一カ国行こうと思って、スリランカかベトナムかで迷った末、ベトナムに決めた。

ベトナムでは登山をしたいと思い、ベトナムの登山事情を調べてみた。

ところが、あまり情報はなく、検索で上がってくるのはほぼベトナム最高峰のファンシーパン山(標高3143m)のみ。

いくつかのツアー会社がガイドツアーをやっていて、日帰りまたは1泊2日のツアーがある。

ただ残念な?事に、2016年にロープウェイとケーブルカーが設置されたらしく山頂まで簡単に行けてしまうようで、写真を見る限り山頂付近は観光地のよう。

これはちょっと違うな〜という事で候補から除外し、他に面白そうな山はないか調べてみる。

日本語で検索しても中々情報が出てこないので、英語で検索をしてみるといくつかの山が出てきた。

その中で最初に面白そうだなと興味を持ったのはBach Moc Luong Tu 山。

標高3046mでベトナム4位の高さ、北西部のLai Chau省とLao Cai省の境あたりに位置しているらしい。

写真を見ると、山頂からの眺望も良さそう。

さらに調べを進めていくと、とても面白そうな山を発見。

Nam Kang Ho Tao(ナムカンホータオ) 山。

標高は2881mで国内14位の標高とさほど高くはないものの、ベトナムの一般登山道としては最もチャレンジングなルートらしく、岩場や沢の渡渉がいくつもあり、さらに標高を上げると素晴らしい原生の森が広がっているらしい。

ここにしよう!と思って登山口の情報やルート情報を調べるも、中々詳細まではわからない。

どうやら登山口はどこかの村の民家の裏側から始まるらしい。

実際、これが登山口。標識も何もないので、一人じゃ見つけるのは困難。

これはやはり現地ガイドを探したほうが無難だなという事で検索してみると2社を発見。

1社は棚田で有名な観光地のSapa(サパ)を拠点に様々なツアーを催行している会社 https://trekkingtoursapa.com/

ここは2泊3日でナムカンホータオのツアーを催行している。

ただ標高差や距離などをみる限り、1泊2日でも全然いけそうだなと思い、メールで1泊2日で催行してもらえないか問い合わせてみる。

すぐに返信がきて、「ナムカンホータオ山は厳しい山なので1泊2日でのツアー催行はできない。また人数も3人以上集まらないと催行しない。」との事。

残念、ではもう1社に問い合わせてみようと思い、trekkingmucangchai.comに問い合わせてみる。

こちらはMu Cang Chaiという町を拠点にやはり様々なツアーを催行している会社。

こちらもすぐに返事が来て、「体力に自信があるのなら1泊2日でツアーを催行しても構わない。ソロでの参加も問題ない。1泊2日ガイド、送迎、4食込みで$150。」との事。

「ぜひお願いしたい」と返事をする。

その後メールでのやり取りで、まずはハノイからバスでMu Cang Chaiまで来て欲しいとの事、バスは昼便と夜便があり、ハノイからは約7~8時間。

夜行便はキツそうだな、バスで寝れるかわからないし…という事で昼便のバスでハノイからMu Cang Chaiに向かい、そこで1泊して翌朝早朝に待ち合わせて登山に向かう事にした。

飛行機出発の2日前、ようやく色々とプランが決まり始める…。

天気予報を見る限り、雨マークが続いているものの、ハノイには2泊だけしてすぐにMu Cang Chaiに向かえば、登山をする4日と5日はまだギリギリ晴れ間もあるかもしれない…。

こうして、今回のベトナム旅行が幕を開けました。

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